FishTech - Photographs of Fishing Techniques −漁業技術の画像集「FishTech」−
by Emeritus Prof. Hiroshi Maeda, Fisheries College, Shimonoseki, Japan in collaboration with Asst. Prof. Koichi Fukada, Fisheries College, Shimonoseki, Japan
[著] 水産大学校名誉教授・理学博士 前田弘 [協力] 水産大学校助教授 深田耕一

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洋上で出会った外国のトロール船



 操業中の日本のトロール船さえ実際に見ることはほとんどなかった。まして、よほど機会に恵まれなければ 外国のトロール船を洋上で見ることはない。

 これらは1962年に約半年間ベーリング海における底魚漁業と、1973年と74年にそれぞれ2ヵ月ずつアリューシアン 列島南斜面とアラスカ湾において底延縄漁業に参加した際に出会った外国のトロール船を撮影した写真である。 これだけの写真を撮れたことは、200浬経済専管体制が確立される前には、これらの海域において各国の トロール船が入れ混じって操業し、写真を撮れる距離まで接近したことを意味する。しかし、アメリカと カナダの漁船は写っていない。

No.1
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No.2
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No.3
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No.4
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 韓国の1,500トン級と考えられるトロール船の揚網中の写真である。これを何トンとみなすかは、減トンの基準等が 国によって異なるので分からない。499トンの底延縄船の船橋から撮影した。眼高は水平線になり、それはほぼ 甲板の高さに相当するので、相手の大きさを推定する目安となる。

 船型は日本における同じクラスの船とよく似ている。

No.5
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No.6
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 先の写真と同じクラスと考えられる韓国のトロール船 No.5は航走中、No.6は曳網中の写真である。

 この船の型も日本におけるトロール船とよく似ている。すなわち、これらの船は日本におけるとほとんど同じ 発想法で建造されたと考えられる。

 これらの船は200浬体制の確立後の1990年にはウルグワァイのモンテビデオ港でイカ釣の装備をして係船されていた。

No.7
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No.8
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No.9
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 1962年にベーリング海で撮影した写真である。ソ連の標準型の大型スタントローラとして有名な型の船である。

 日本のトロール船に比べると、船室らしい構造は長く、漁労甲板は短いように見える。

 スタントロール船は同じような網を使うが、発想法が異なると全く異なった船型になる。

 楕円オッターボードを使用し、当時でもすでに海底に支えられた離底曳きをしていたという報告がある。

No.10
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 これは1973年にアリューシャン列島南斜面沖で撮影した写真である。当時はまだこの船型の船が稼動していた。

No.11
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1962年にベーリング海で撮影した小型のサイドトロール船の写真である。その後三陸沖のサンマ漁期にも見たし、 1990年にはウルグワァイ籍で稼動していた。

No.12
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No.13
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 日ソ漁業協定に基づいて三陸沖で稼動していたソ連の母船と大型トロール船 かなり遠方ですれ違った際に 撮影し、拡大した写真なので、詳細は判別できない。

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