FishTech - Photographs of Fishing Techniques −漁業技術の画像集「FishTech」−
by Emeritus Prof. Hiroshi Maeda, Fisheries College, Shimonoseki, Japan in collaboration with Asst. Prof. Koichi Fukada, Fisheries College, Shimonoseki, Japan
[著] 水産大学校名誉教授・理学博士 前田弘 [協力] 水産大学校助教授 深田耕一

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11-11 素潜り



 素潜りは、磯において行われる採藻に次ぐ最も簡単な漁法である。最も古くからある漁法の1つであり、現代社会 から見放されたように見えるけれども、現在でも続いている。

No.1
[No.1: image11-11-001.jpg]

No.2
[No.2: image11-11-003.jpg]

 No.1は、本州と彦島の間において80年代の始めに撮影した。No.2は、その部分拡大である。船に上がって 休憩中の写真である。

 近くの山口県大浦や福岡県鐘ガ崎は古くから海女で有名である。それらにおける船を使った素潜りでは、1

人が船を操り、もう1人が潜る。船を操るのは夫で、潜るのは妻であるといわれている。

 この写真に写っている場合は、船を使うが男性が潜り、船上には人はいない。しかし、2人が別々の船から潜り、 近くで他の船が磯見を行っていた。磯見は老人の仕事であるが、素潜りはそれよりも若い人がウエットスーツを着て 行っていた。

 操業中には漁獲物を入れる樽が浮き、潜っている人が海面に時々顔をだすだけで、写真を撮りにくい。

 装備が少ないので、漁港でも片隅にある船にそれらが載せてあっても、見落とす可能性が高い。

No.3
[No.3: image11-11-005.jpg]

 No.3は、80年代に山口県の萩市の漁村において撮影した。

 漁獲物を入れるためと短い休息の際につかまる樽、足ヒレ、鉛の錘、手袋が写っている。この型の錘はウエット スーツ用である。

 素潜りは昔から変わらないように考えられるが、この写真が示すように、樽と手袋以外はSCUBAが普及したので、 それから取り入れられた道具である。このように、素潜りでさえ、その用具は、年代とともに変わっている。

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