FishTech - Photographs of Fishing Techniques −漁業技術の画像集「FishTech」−
by Emeritus Prof. Hiroshi Maeda, Fisheries College, Shimonoseki, Japan in collaboration with Asst. Prof. Koichi Fukada, Fisheries College, Shimonoseki, Japan
[著] 水産大学校名誉教授・理学博士 前田弘 [協力] 水産大学校助教授 深田耕一

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イカ掬網



 スルメイカは、繁殖期になると交尾のために岸の近くの海面直下に集まって大きな塊を作る。 この塊は多少の刺激では崩れたり逃げたりしない。これを狙って獲る漁法である。

No.1
[No.1: image11-18-001.jpg]

 長さ約5mの柄の先に直径約1mの輪が付き、それに長さ約4mの袋が付く。

 この写真では、柄は船尾と船首の柱の間に水平に渡してある。輪は船尾の柱から垂直に下がっている。

 袋の末端以外はモノフィラメントで編まれているので、写真では見えない。

No.2
[No.2: image11-18-003.jpg]

 イカの塊を見つけると静かにそれに近づき、この写真に示すように、袋の端を持って輪を塊にかぶせる。 柄を垂直に水中に押し込むときには、輪はNo.1に示すように水平になっている。

No.3
[No.3: image11-18-005.jpg]

No.4
[No.4: image11-18-007.jpg]

 イカの塊にかぶせて引揚げるときには、輪はNo.4に示すように柄と同じ方向になり、長い袋は捕虫網の 袋ように口を被い、イカは漁獲される。

 漁期は短く、注意しなければ見過ごしてしまう漁法である。

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