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No.3はNo.2の拡大である。
No.3
No.5はNo.4の拡大である。
No.5
タコは1壷に1尾しか入らない。したがって、1尾入ったあとで蓋を閉めても問題はない。蓋のあるものは、
たしかに壷にタコが入っている確率は高い。そのためにこの型が出現した当初には、これは資源を枯渇させる
惧れがある等の議論がなされた。しかし、数日ごとに餌を取り替えなければならないので、この方式だと1人で
扱える壷数が限られる。すなわち、蓋のある型には一長一短がある。蓋のない型とある型のいずれか一方が圧倒的に
すぐれているとすれば、他方は自然に淘汰されて、いずれか一方だけが残るはずである。伝統的な壷だけを用いる
漁協と両者が共存している漁協がある。蓋のある壷は、この漁法が利用できる漁場が狭いときに限り優位であると
考えられる。
No.7
No.8
イイダコが入っていない貝殻は開いているが、入っている貝殻は閉まっているので、入っているかどうか分かり易い。
No.11
No.12
貝殻を利用した壷では原料費はほとんどかからないが、製作に手間がかかる。壷に適した貝殻は年々手に
入りにくくなってきた。手間・経費・入手しにくさのバランスによって、貝殻が残るかプラスティック製に
置換わるかが決まるだろう。
内海側では、左舷船尾付近の低い位置にあるラインホーラによってタコ壷を揚げる。この地方では手釣も
左舷船尾付近の低い位置で行われる。この位置で漁具を扱うのは、揚げながら船を漕ぐためで、和船を使う
伝統の残りであると考えられる。この方式だと、壷は低い位置で揚げられる利点がある。しかし、海面が静かで
なければならないし、漁場を移動するときに、船尾付近には壷を積上げる場所がないので、一旦揚げた壷を
船首付近に移動させなければならない。
No.15に見られるように甲板にテントを張るのは瀬戸内海の漁船に見られる習慣である。船首付近には唐草
模様が見られる。これも古くには各地で見られた習慣であるが、現在ではほとんど見られなくなった。
舵板を揚げてある船の左舷船尾で壷を揚げる。
No.16
No.17
No.18
No.19
タコ壷は、タコが多い砂泥底に、タコの隠れ家となる壷を延縄方式で設置する漁法である。
1人で1000コに近い壷を50から100コずつ延縄方式で海底に設置する。それを2.3日に1回の割で引き揚げタコが
入っているかどうかを点検する。伝統的にはNo.1に示すように、壷は海底に横わるにもかかわらず、
ふくらんだ円筒に型の壷が使われてきた。入口近くには縄を結ぶ窪みがある(No.13参照)。底は平らで、
中心から偏ったところに小さな穴が空いている。十分に膨らんでいるか細めであるかは、底質と伝統によって異なる。
[No.1: image11-25-001.jpg]
[No.2: image11-25-003.jpg]
[No.3: image11-25-005.jpg]
[No.4: image11-25-007.jpg]
[No.5: image11-25-009.jpg]
[No.6: image11-25-011.jpg]
[No.7: image11-25-013.jpg]
[No.8: image11-25-015.jpg]
[No.9: image11-25-017.jpg]

[No.10: image11-25-019.jpg]
[No.11: image11-25-021.png]
[No.12: image11-25-023.jpg]
[No.13: image11-25-025.jpg]
[No.14: image11-25-027.jpg]
[No.15: image11-25-029.jpg]
[No.16: image11-25-031.jpg]
[No.17: image11-25-033.jpg]
[No.18: image11-25-035.jpg]
[No.19: image11-25-037.jpg]
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