FishTech - Photographs of Fishing Techniques −漁業技術の画像集「FishTech」−
by Emeritus Prof. Hiroshi Maeda, Fisheries College, Shimonoseki, Japan in collaboration with Asst. Prof. Koichi Fukada, Fisheries College, Shimonoseki, Japan
[著] 水産大学校名誉教授・理学博士 前田弘 [協力] 水産大学校助教授 深田耕一

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釣 具 店



 釣―特に磯釣―は、小学生から大人までの幅広い年齢層に渡って静かな人気のあ るレジャーである。

 レジャーフィッシングと漁業との調整を図る委員会が各県に設置され、テレビでも遊漁を扱う番組は目立ち、 新聞でも釣に関する欄がある。

 船釣と瀬渡しを主体として、その一部をフォールダ「遊漁」に示した。しかし、釣具店に関する写真が欠けて いるのでここに示す。

 釣具店は昔は老夫婦が細々と行うというイメージがあったが、近頃では客層と扱う商品の多様化のために、 全く様相が変わってきた。

 また、「道具を仕立てるのもレージャーの一部である」という考え方は一部では残っているものの、釣具店から、 完成品を買ってきてそのまま使うという階層が多く、したがって、扱う商品が多様化してきた。

   このような他の産業分野における技術の進歩と、客層―すなわち、予算と需要―の多様化、さらに道具に対する 考え方の多様化に支えられ、釣具店は、規格化されら多種多様の工業製品を扱う店に変わった。また、 その位置とそれに伴う客のニーズによって、高級品に重点を置く店から、大衆的な品物に重点を置く店まで、 多様化―あるいは、内部で専門店化―する傾向が見られる。ここでは、後者の例を示す。

 他のフォルダに示した写真の被写体は、機会に恵まれないと出会えない。しかし、釣具店は、都市でも少し 注意すれば見ることができるので、ここではそれぞれの品物に関する説明は最小限に留め、釣具店の全体像を 伝えることを目的とする。

No.1
[No.1: image11-26-001.jpg]

No.2
[No.2: image11-26-003.jpg]

 釣竿

 昔は、地方の名人の手作りの竿があり、あるいは竹を切ってきて自分で作っていた。しかし、ここに示すように、 材料はグラスファイバーやカーボンロッドで、工業製品―多様化しているものの、規格品―の竿の中から好みと 予算に応じて選択できるようになった。

No.3
[No.3: image11-26-005.jpg]

No.4
[No.4: image11-26-007.jpg]

 釣針

No.5
[No.5: image11-26-009.jpg]

 毛針とルアー

 これらは、釣に出かけないときに、各自が好みによって作る性格のある道具である。しかし、これらでも、 既製品が売られている。

No.6
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 毛針と釣糸

 釣糸はナイロンテグスに始まり、高分子化学の進歩に支えられ、防弾チョッキや工業資材等に向けて開発された 超高抗張力の釣糸が市販されるようになり、値段に―すなわち、注ぎ込める金額に―応じて驚くような高性能の 糸が入手できるようになった。

No.7
[No.7: image11-26-013.jpg]

浮き

 発光性の浮き、釣れれば音をだす浮き等、カラフルになるとともに本来以外の機能を備えるものが見られる。

No.8
[No.8: image11-26-015.jpg]

 餌袋

No.9
[No.9: image11-26-017.jpg]

 リール

   ここでは手動のリールしか見られないが、電動リールも普及し、釣船の中には、そのためのコンセントを備える ものもある。

No.10
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No.11
[No.11: image11-26-021.jpg]

No.12
[No.12: image11-26-023.png]

マキエとネリエ

 各自が組成等を考え、独自のものを作っていた。しかし、それも既製品が売られている。

No.13
[No.13: image11-26-025.jpg]

  釣針を魚の口から外す棒

No.14
[No.14: image11-26-027.jpg]

釣糸に釣針を結ぶ機械と取扱説明書

 これは最も基本的と考えられる事項である。それさえもできない人に向けた機械である。(釣糸の材質が変わると、 結びにくい材料がでてくる。しかし、その場合は工夫すればよい。)


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