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これには2つの流れがある。1つは、延縄のラインホーラや刺網のネットホーラからさらにイカ自動釣機に
見られるように、一定の力を取出し、それが作業のほぼ全作業時間にわたり、労働を軽減するとともに、
船の能率を大いに向上させるのに役立った型である。もう1つは、旋網のネットホーラや底曳網のウインチ
のように短時間であるが、一連の作業の間に、その進み具合に応じて出力が調整され、人力では動かせないような
漁具を動かすために用いられる型である。
次の使われ方は発電機を動かし、集魚灯や計器類の電源を得る方法である。一時甲板上の装置の動力源が油圧化
されたが、防蝕・防水モータが進歩し、ネットホーラやラインホーラのような船橋外の装置が電動化され、
釣漁具までを扱うようになった。
釣漁具を巻上げる装置に限っても、電動化によって、人力では上げられなかったような深海釣や深い縦延縄を
巻上げる装置が出現した。この傾向は、人力でも動かせるような漁具を巻上げて労働を軽減するための装置
にまで波及した。そのために一時は姿を消したブリの底曳縄が復活した。
いずれの装置も釣具を扱うので、基本構造は似ており、識別しにくい。リールに道糸―主に細いワーヤ―を
巻いてあるかどうか、近くにボンデンやカゴに入れた複数の道糸が見られるかを基準にすると、使用(設置)
目的を判断する助けとなる。
まず、深海釣を含む釣具を揚げるために用いられている例を示す。
底曳縄にはブリ縄とタチウオ縄が考えられる。しかし、この写真は、以前にブリ底曳縄が行われタチウオ縄が
行われていなかった地域で撮影したので、ブリ底曳縄用である考えられる。
No.9
No.10
白い発泡スチロ−ルブイを付けたボンデンとプラスティックのカゴに入った道糸が見られるので縦延縄用である
ことが分かる。
No.12
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小型船における動力は、最初に推進用として導入された。それがベルトかロッドで取出され、漁具を操作する
ために用いられた。
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