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しかし、船の建造後も必要に応じて改造された跡が認められる。
前檣とメインマストの間の高い位置にアンテナを張ってあるが、それ以外に水線上には支索・支柱は全く見られない。
また普通の船では、船首には手摺がある。しかし、この部分はカツオが最も良く釣れると考えられているので、
釣手が集り、従って手摺はない。
釣上げられたカツオがキラキラ光ながら落ちて行くのが遠くからでも分かった。左舷釣り、撒水はこのように
船の近くの海面に対して行われる。
カツオを釣っているときには、釣手を海面に近づけるために、船を左に傾けている。
No.4
No.6
No.7
カツオ竿釣船は航走するだけで網を曳かないから、高出力の主機関は必要でないと考えられる。しかし、
実際には、200トンの船で1500馬力と、同じ大きさの底曳網漁船よりも大きな主機関を備え、10ノット以上の
速度で航走する。
No.9
No.8では撒水ノズルの配置、両舷に沿った漁獲物を流す樋、魚を受けるテントとそれを広げる装置、活餌槽が分かる。
しかし、餌リフトはついていなかった。
前檣には支索を取れないので、3本の柱になっている。この特徴はNo.3からNo.6でも見られる。
No.9では、船尾の釣台、撒水ノズル、船橋上の見張りをする部分が分かりやすい。
茶色の線までが船体で、その外側は張出した釣台である。船尾は船首に次いで漁獲が多いという考え方があり、
そのために木造船から鉄船に変わった頃から船尾は角型になった。
No.12
No.13
No.11では船首は釣台のために突出ていることと、その付近の撒水装置を示す。
No.12は当時の船における中央部付近の釣台と撒水パイプ、活餌小出しタンク(舷外に張出した白いタンクで、
排水パイプがついているのが分かりやすい)を示す。
No.13釣竿によれば、約30年前でもすでにグラスファイバーロッドが使われていた。左手前に見える百葉箱は
野菜を保管するためである。当時は、野菜はこのようにして保管されていた。釣竿は釣る場所の近くに置かれる。
この地方では、船尾は良い釣場とみなされていたことが分かる。
釣れたカツオを中央部まで流す樋のシステムとその分岐法は、この写真が最も分かりやすい。
このシステムは船を建造した後で追加された可能性が考えられる。
画面ほぼ中央を上下に走る茶色の線はブルワークトップで、その外側は張出した釣台である。
この釣台がカツオ竿釣船の特徴である。
左の円形は活餌槽の口である。魚を釣るときにはハンドレールを倒せるようになっている。
No.16
船橋の上には魚探(No.16)、電気水温計(No.17)の指示部がある。
活餌槽はフリーウオータの危険を避けるためにハッチの上端まで海水を張る。したがって、別の通気システム
によって餌魚には酸素を送っている。
船首付近は最も良い釣場なので、多くの釣手がここで釣る。1人の釣手が数本の竿を用意するので、
多数の釣竿を置いてある。
釣上げられた魚は、現在では海水が流れる樋で運ばれるが、当時コンベアで運ばれた。
カツオ釣にはカエシのない釣針が普通であるが、この見本の大部分はマグロ延縄用で、カツオ竿釣用の釣針は
下2段中央左寄りに示される。
カツオの荷役
No.26
No.27
No.28
No.29
No.30
No.31
No.32
No.25からNo.28は、宮崎県南郷における氷蔵カツオの水揚げ、No.29からNo.32までは鹿児島県の枕崎における
冷凍カツオの水揚げの写真である。
近海で漁獲されたカツオは主にタタキを含む生鮮で消費され、遠洋で漁獲されたカツオはカツオ節や缶詰に
加工される。両者の間では荷役の方法から異なることが分かる。
カツオの幟(ノボリ)
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これはファイル「カツオ竿釣操業」に示した写真の20年から30年前に撮影した写真である。この間、
一部写っていた木造船がなくなった以外、カツオ竿釣船の概観はほとんど変わっていない。
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[No.4: image12-16-007.jpg]
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[No.6: image12-16-011.jpg]
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