FishTech - Photographs of Fishing Techniques −漁業技術の画像集「FishTech」−
by Emeritus Prof. Hiroshi Maeda, Fisheries College, Shimonoseki, Japan in collaboration with Asst. Prof. Koichi Fukada, Fisheries College, Shimonoseki, Japan
[著] 水産大学校名誉教授・理学博士 前田弘 [協力] 水産大学校助教授 深田耕一

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人力による「かけまわし」



これは、水産大学校の地先である吉見湾において、2人の老人が無動力船で行っていた小型漁業である。 航走から網の操作まで、一切の動力を使わないが、完全な吾智網とみなせるだろう。No.4・5・6及び9には 水産大学校の校舎が写っているので、船が向いている方向とこの漁業が行われていた地点と時代が分かる。

No.1
[No.1: image001.jpg]

 漁港の防波堤を出たところで、錨をつけたブイ(左下の隅に見られる)を投入し、左回りに半円を描きながら、 網に向かって左半分の曳索を繰り延べる。半周したところで網を投入する。網は陸に向かってU字型に投入するので、 網は最も沖側に投入されたことになる。その後右半円を描きながら右半分の曳索を投入しながら、最初に投入した ブイに戻る。

No.2
[No.2: ft_image_15_11/image003.jpg]

 ブイを拾う。

No.3
[No.3: ft_image_15_11/image005.jpg]

 陸に向かってしばらく漕ぐ。

No.4
[No.4: ft_image_15_11/image007.jpg]

 船を90°右に向ける。左舷がわにブイを付けた錨を打って船を固定し、両方の曳索を手繰る。

No.5
[No.5: ft_image_15_11/image009.jpg]

 袖網の端に少し手前に錘がついている。

No.6
[No.6: ft_image_15_11/image011.jpg]

 袖網を揚げている。

No.7
[No.7: ft_image_15_11/image013.jpg]

 身網を揚げている。

No.8
[No.8: ft_image_15_11/image015.jpg]

 この船で揚げている網の身網の大きさと曳索(片側)の長さが分かる。

No.9
[No.9: ft_image_15_11/image017.jpg]

 漁獲物が入ったままの袋網を船に取り込む。2人は、役割を1網ごとに代えて、この作業を1日に数回繰り返す。

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